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※この物語は、平穏とライガーたちを愛する一人の契約者の日常的な非日常を描いたものです。過度な期待はしないでください。 ※後、作者は基本エロが苦手です。全裸待機なさっている方は、今すぐ衣類を身に付けてください。 では、【未発売キットを製作すると発売決定する都市伝説】第2話をお送りいたします。 数日前、俺こと有間出井が毎朝の習慣であるジョギングをしていた時のことだ。 だいぶ走ったしそろそろ戻ろうかな、と思って走る速度を緩めかけた瞬間…… 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……」タッタッタッ 「……ん?」 後ろから、和服のお婆さんに追い抜かれたんだ。 こんな朝早くに婆さんがジョギングしてるって時点で十分変なんだけど、 かなり年みたいだったのに元気だなーとしか思わなかったんだ、その時は。 事はその次の日の朝。 俺がジョギングで同じコースを走っていた時のことだ。 まだスピードを保っていた俺の横を、小柄な影がさっと通り過ぎた。 「ほっほっほっほっ……」タッタッタッ あの婆さんだった。しかも今度は抜き去る直前、俺に向かって――― 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……」タッタッタッ……クルッ 「えと、何か?」 「……ぷふっww」 「……は!?ちょ、今明らかに笑ってましたよね!?婆さ……」 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……ぷふふふふww」タッタッタッ 婆さんはそのまま、笑いをこらえながら走り去っていった。 「何だったんだよあの婆さん……もう帰ろう」 こんなことが二、三日続き、一昨日のこと。 その日の前夜は、能力で販売したプラモデルが思ったようなものじゃなかったため仕方なく「販売中止」していた。 能力でいくらでも販売ができるからといって、俺の財布から金がいくらでも出てくるわけじゃないし。 そのため若干いらついてたのは否めない……けどな。 「ぷふふふふふふふ…………べー♪」 「………………………………待てや」 「ほっ?」 さすがにこれは………………もう切れてもいいよな、うん。 「ほっ?じゃねえ!年寄りだと思って我慢してれば調子乗りやがって……足遅い人馬鹿にしてそんなに面白いか!あ!?」 「ほーーーーーーーーーーーぅ!?」タタッ! 「待てと言っとろーがこの婆あぁぁぁ!」ダッ! さすがにびっくりしたのか、ビクッとなった後ダッシュで逃げる婆さん。 それを、ジェノブレイカーも真っ青の形相をしながら全速力で追いかける俺。 別に捕まえてどうこうしようというわけじゃない。ただ、人をからかったことを謝って欲しかっただけだ。 とうとう婆さんと並ぶまでに追いつき、横目で様子を伺ったとき……服の袖を婆さんがゴソゴソと探っているのに気づいた。 「一体何やって……うわっ!」 「ほっ!」ジャジャーン! 袖から婆さんが取り出したもの、それは――― 「ホッ、ピング……?てかそれ、どう見ても袖から出てくる大きさじゃ……!?」 「ほーーーーーーーーーーーっ!」ダンッ ―――ビョーン、という擬音はこういう時に使うのだろう。 一瞬で空高く飛び上がった婆さんを見ながら、俺はそんなことを考えていた。 その後、俺は友人(女)宅にて例の婆さんの話をした。信じてくれるとは思ってなかったし、笑い話のつもりで。 だから彼女に「ああ、ホッピングババアだねそのお婆さん」とさらっと返されたときはびっくりしたね。 もっとも、向こうも作り話と思って聞いていたのか、俺が詳しい事について詰め寄ると驚いた様子で 「嘘、本当に遭ったの」「あの、顔近」「怪我はない」「情報漏え…いや、まだごまかせ」と混乱気味だったが。 落ち着くのを待って話を聞くと、彼女は俺にとあるサイトを見せてくれた。 いわゆる「全国の都市伝説を集める」といった内容で、その中の「ババアシリーズ」という一覧の中の記述がこれだ。 『ホッピングババア:着物を着てホッピングに乗った婆さんが、走っている人や車を飛び越すという都市伝説』 「都市伝説……なんだよ、な」 「そうなんだけど……あの、もし心配だったらその、私も明日」 「……いや、これは俺の問題だ。明日決着を付けようと思う」 「一緒に……ってえぇ!?」 正直、友人の足ではあの婆さんに追いつくことさえ敵うまい。気持ちと情報だけありがたく受け取っておこう。 「お守り」と称したガンタンクを受け取りつつ、情報提供の礼を言って俺は友人宅を後にした。 そしてその日の夕方から夜にかけて、俺は体力の消耗を覚悟である物を作り、例の能力を使った。 『先着一名様限定・ホッピングババアのそれと同性能のプラモ1/1・ただし本物は当たり扱いで学校町の○○店にてのみ販売』 (ついでに光学迷彩スーツや、衝撃吸収用のヘルメットなどの防具もセットで。あ、あと壊れにくくしないとまたレ・ミィの悲劇が……。) そして今日の朝。俺はあの婆さんと決着をつけるため、ここに来ていた。 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっ……ほっ?」 背後の笑い声が途切れ、足音も止まる。どうやら、俺の格好がいつもと違う事に気づいたらしい。 俺は背負ってきた『ホッピングのプラモデル』を片手に持ち、婆さんのいるであろう方向へ振り返ってニヤッと笑う。 それをじっと見ていた婆さん、いや都市伝説【ホッピングババア】……その顔にも、ゆっくりと笑みが広がりつつあった。 どちらともなく横一列に並び、ホッピングに片足をかける俺と婆さん。 昨日一日練習したとはいえ、ホッピングで飛ぶのが本職である婆さんにどこまで太刀打ちできるかはわからない。 だが、それでも――― 「意地があんだよ、男にはあああああああああああああああああ!!!」 「ほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」 現在時刻、朝の6 30。 後に、誰にも語られぬであろう決戦が今、火蓋を切った。 《同日、あのプラモ店》 『先着一名様限定・ホッピングババアのそれと同性能のプラモ1/1』(売り切れ) 「……え?これって、まさか……」 そして、この出来事が彼女との関係を大きく変えてしまう事になるなんて その時の俺は思いもしなかったんだ。 ケース①:ホッピングババア(野良?)終わり 前ページ次ページ連載 - 俺とプラモと都市伝説
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ギターにまつわる都市伝説 寝る前にFコードをめいいっぱい練習して、朝起きるとFコードがラクに弾ける 下痢のときに弾くと実力以上の力が発揮できる おちんぽみるくらめえ アドリブのソロなんてコピーしなくていいんだ ギタリストは脇汗が止まらない オナ禁してかっこよくなれるとか思ってる?
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vs因縁の相手 ハロウィンから数日ほど経った、ある夜。 時刻は深夜。 普通ならばとっくに家に帰っているはずの時間に、こっちは西区のとある五階建ての廃ビルの中を歩いている。 ビルの中を吹き抜ける風がほっぺたをなぞっていき―――いつも感じているはずのそれに、なぜか酷く寒気を感じた。 四階へと上がり、真っ暗な中に一つだけ見える、ぼんやりとした灯りを目指す。 元々そんなになかった距離はすぐにゼロになり、こっちはそのまま、その部屋へと入っていく。 その、中には―――。 「―――おー、おー。後を追けてくる奴がいっからどんなのが来てンのかと思ってたら―――あんたみてェな、可愛い嬢ちゃんとはなァ?」 ―――見る者にまるで爬虫類のような印象を与えるその男は、そう言ってにやりと笑った。 ―――少し、時間は遡る。 この日も"身体が女の子になっている"というのを免罪符に街で遊び呆けていたこっちは、ちょうど家に帰る途中だった。 「学校行かないのは楽だけど、さすがにずっと行かないわけにはいかないよなあ………」 この前出会ったお婆ちゃんにもらった上着を、羽織りなおしながらぼやく。 いやまあ行きたくないわけじゃないんだけど、勉強が嫌だ。特に英語。 その点、街を歩いているのはいい。色々と面白いし。 そう思い、この一週間ほどの間にあったことを思い出す。 ―――うん。文句なしに楽しかった。 友人の家に泊まりにいったり、ゲーセンでガンアクション系のゲームを制覇したり。 あのもふもふもよかったなあ、と手をにぎにぎする。 お婆ちゃんに会ったときに一緒に会ったあのトト○的なもふもふ動物はとてもよかった。もふもふ大好き。可愛いは正義。 そんな緊張感の欠片もないことを思い―――ふと、右に顔を向けた。 ―――その行動に、特に意味はなかった。 なぜそうしたのかとそう訊かれたとしても、強いて言うならなんとなく……としか答えられない程度の、本当にただの気まぐれでの行動。 しかしその気まぐれは―――ある意味最高である意味最悪な、そんな光景を―――こっちに見せた。 向けた顔の先にあった小さな路地。 見えたのは、その路地を歩く一つの背中。 そしてその背中は、それが纏う雰囲気は、絶対に忘れることなんかできなくて―――。 「―――っ!!」 違う路地へと消えたその背中を、気づくとこっちは追っていた。 「―――で、だ。マジな話、あんた誰なンだよ? お前みてェなロリ爆乳、お知り合いになった覚えはねェンだが?」 目を細め、値踏みするようにこっちを観察する男。 「そんなステキ体型した奴、忘れるはずがねェし………いや、どっかで会ったよォな気がしねェでもねェなァ」 「…………半年くらい前、片田舎の廃工場の中。こっちはお前にボコボコにされて全治一ヶ月。ついでに高校も受けれなかった」 「あァ? やり合った奴は大概そのまま喰っちまうし、逃がすことなんて………いや、半年くらい前っつったな………まさかお前、あの時のガキかァ?」 目を見開き、興味深そうに訊いてくる。 ………憶えててくれた、か。 その事実に多少の安堵と苛立ちを感じつつ、答える。 「・・・そう。お前に挑んで無様に逃げ帰った、そのガキだよ」 「ほうほうほう。なんでメスになってやがンのかは置いとくとして、中々ステキなサービスじゃねェか」 なんたって、と男は言葉を切り、 「―――とびきりの肉を俺にプレゼントしてくれるってェ魂胆なンだろォ? オスよりメスの方が、大人よりもガキの方が美味いからなァ!」 クヒャハハハ! と男は笑い声をあげる。 自らと同じ"人間"を、本当にただの"食べ物"としか認識していない、その態度。それを見て、こっちは改めて覚悟を固める。 今この場で固めなければいけない、その覚悟を。 「……残念だけど、お前はこっちを喰えないよ」 「………ほォ?」 笑うのを止め、男はこっちに向き直った。 それを正面から睨み付け、言い放つ。 「なぜなら。こっちが死ぬときには―――もう、お前は死んでるから」 こっちのその言葉に、男は一瞬きょとん、とし、そして顔を伏せて―――。 「………く、くく。ヒヒ、ハハ、ヒャアッハハハハハッ! ククッ、ハハハハ・・・ッ」 ―――笑った。 さっきよりも楽しそうに、さっきよりも面白そうに、さっきよりも馬鹿らしそうに―――笑った。 「ククッ、ハハハッ………あンまり笑わせるンじゃねェよ! 前やり合った時、お前どンだけボコられたと思ってンだァ!? お前ごときが、この俺に勝てる筈がねェだろォがァ!」 そう言って、指をパチン、と鳴らす。 すると―――まるで闇から浮かび上がるように、人影が現れた。 それは、"自分"。 男の自分自身の姿が、今目の前にある。 「俺の能力はとっくに判ってンだろォ? だったら―――独りじゃあ絶対に勝てねェってコトくれェ、理解出来てンだろォが」 そう、顔を笑みに歪ませ言い捨てる男を守るかのように、"自分"が前に出た。 "それ"の名前は、《ドッペルゲンガー》。 この男が契約している、都市伝説の一つだ。 「……《ドッペルゲンガー》に出会った奴は死ぬ。故に、《ドッペルゲンガー》とその本人がやり合ったら、本人が必ず負ける。たとえどんなことが起ころォが、たとえどんな策を弄しよォが―――無様に負けて、殺される。それでもお前は、俺を殺せるってェのかァ?」 にたにたと。 答えがわかっているかのようににやつきながら、男はこっちに尋ねてくる。 …………それだけじゃあ、ない。 《ドッペルゲンガー》は確かにとんでもなく厄介だが、あいつの恐ろしいのはそこだけじゃない。 以前戦ったときに確認した、《世の中には同じ顔の人間が三人はいる》による分身能力。 さらに最悪なのは、《臓器の記憶》による能力の吸収だ。あいつは、相手を喰うことでその能力を自分のものとすることができる。 つまり今目の前にいる男は、まるでマンガや小説の中に出てくるような、どうしようもない化物なのだ。 だが。 「…………勝てるさ」 「………ンだと?」 「お前に勝てる、って言ったんだ」 男を見据え、絶対の自信とともに、言う。 そう。 今日あいつと出会ったのは、確かに完全に偶然だ。 でも、いずれは戦うのだということはわかってた。 だから、準備はできている。 やるべきことも、狙うべきことも。 「―――ほォ。言うじゃねェか」 男は笑みを消し、鋭い目で―――恐らくは、野生の肉食動物が獲物を狙うその目で―――こちらを見据える。 「まァ、言うだけなら誰にでも出来る。やれるンなら、やってみろ」 その言葉とともに、"自分"が動き出した。 ざり、と地を踏みしめ、こっちと全く同じ、戦うための構えをとる。 そして―――。 「「―――思い込んだらっ!」」 二つの自分の声が重なり、その手の中にローラーが生み出される。 間髪入れずに、全く同じモーション、全く同じタイミングでローラーがそれぞれの手から放たれて。 重厚な金属同士がぶつかる硬質な轟音とともに、殺し合いは始まった。 ローラーを投げつけたと同時に上着を壁際に投げ捨て、全力で前に向かって走り出す。 まだ空中にある二つのローラーのせいで相手のことは見えない。 それでも迷わず突撃し、落ちつつあるローラーと床との間を床に身体を張りつかせるようにして抜けていく。 だが、 「………つっ!」 背中が薄く、しかし一直線に切り裂かれる。 視界の端に、"自分"がローラーの合間から鎌を持った手を伸ばしていたのが見えた。 (……痛・・・でも、これで《ドッペルゲンガー》はやり過ごせた。 今この瞬間なら、百パーセントの負けはない……!) 空中のローラーを掴み、細かくステップ。 タイミングを外し、それでもスピードは殺すことなく、ローラーに自分に出せる全力を注ぎ込み―――。 「…………っっっ、ああァッ!!」 今この場で勝つことのできる唯一のチャンスに、最大の一撃を男に叩き込んだ。 ズン! という衝撃が、ビルを揺るがす。 ………これで仕留められなければ、《ドッペルゲンガー》とやりあう羽目になる。そうなったら、万に一つも勝ち目はない。 この選択は、賭けだった。成功するかもわからない、失敗したら負け確定の、そんな分の悪い賭け。 それでも、それに賭けた。賭けざるをえなかった。 これだけが、たった一つの"自分一人でこの男を倒せる方法"だったから。 …………その、結果は。 「―――ってェな。下手したら、ヒビ入っちまうところだったぞ」 「………くっ」 文字通り、命を賭けた渾身の一撃は―――男の両手を使わせることしか、できなかった。 降り降ろしたローラーは、男の頭上でクロスされた腕によって受け止められている。 こっちの攻撃が男に及ぼした変化を他に挙げるとするならば、それは男の足がコンクリートを砕き、床にめり込んでいることくらい。 ―――賭けは、失敗した。 その事実に歯噛みし、男から距離をとろうとする。 が、 「逃がさねェよ。この痛みの礼を、してやらなくちゃならねェからなァ」 ローラーが、男の手に掴まれていた。 焦るこっちを、直後浮遊感が襲う。 目まぐるしく変わる視界に変わらず映るのは、ローラーを両手で抱えた男の姿。 自分がローラーごと無理矢理振り回されている、ということに気づき、ローラーから手を離して壁に着地する。 「……っつ・・・!」 振り回された勢いを全て足で殺したせいで足首が痛んだが、それでも休むことは許されない。 背筋が粟立つのを感じ、とっさに横に飛ぶ。 刹那、飛来したローラーが、寸前までこっちがいたところのコンクリートを、轟音とともに粉々に砕き潰した。 「………、はぁ、はぁ……」 息を荒くし、男の様子を確認する。 男はローラーを投げた体制からジーンズのぽっけに手を突っ込んだ自然体。そして戻ってきた《ドッペルゲンガー》はすでに男のそばに控えていた。 「………まァ、よくやった、ってとこか」 手を握ったり開いたりしながら、男は呟く。 「今の一撃、だいぶ効いたぜェ? こんな痛かったのは久しぶりだ。……いや、そもそも攻撃食らったのが久しぶりか?」 男がそうしゃべっている間にも、こっちは頭を回転させる。 考えるのは逃げる方法。馬鹿正直に逃げたとしても、振りきれはしないだろうから。 目くらましは……たぶん、ダメだ。前やったのと同じ方法がまた通じるとは思えない。 こっちがそう悩んでいる間も、男は言葉を続ける。 「まァ、これまで敵討ちに来た奴らは俺自身に触れることすら出来なかったからなァ。そいつから考えっと、お前はそこそこ頑張ったっつってもいいわけだ。だから―――」 周囲の空気が、徐々に重く変わっていく。 全身にいやというほど感じる悪寒にこっちは考えるのをやめ、男に向かって構えをとった……いや、とらされた。 あまりのプレッシャーに、背中を冷や汗が流れていく。 「―――少しだけ、本気を出してやる。精一杯、死なねェように逃げ回れよォ?」 そう男が宣言した、その時。 本能が最大限に警鐘を鳴らし、身体を反らす。それについていけなかった髪の毛が数本、突きだされた包丁によって断ち切られた。 包丁を持つ人影は、おそらく日本でもっとも有名な都市伝説の一つ。 長い黒髪に口元にはマスクをした、その女の人は―――。 「―――《口裂け女》っ!?」 転がるようにして距離をとり、叫ぶ。と同時に背後に気配を感じ、上半身を前に倒しながら右足で蹴りあげた。顎のあたりを蹴りあげられて宙を舞ったその小さな人影は、白いブラウスと赤いスカートを身に付けていた。 宴会の時に出会った、あの可愛らしい花子さんとその契約者さんの姿が思い出される。 「こっちは、《花子さん》………がっ!?」 左腕に衝撃と激痛が走る。顔を向けると、中年くらいのおじさんの顔をした犬がこっちの肩に食らいついていた。 すぐに右手でその頭を鷲掴み、破裂させる。 (………っ、意味がわからない! こんなにたくさんの都市伝説と契約なんて、できるはずが、―――っ!) 考える間もなく、首筋を狙って巨大な剣が降り下ろされる。身体を前に投げ出すようにしてかわすが、そこに《口裂け女》からの追撃。顔の薄皮一枚のところで避け、逆に左手に生み出した鎌で両腕を切り落とした。 さらに襲いかかってくるのは、さっき首筋を狙ってきた《首無し騎士》。振り下ろされた大剣を鎌で受け止め、そのまま刀身に沿わせるように動かしてその剣を握った指を削ぐ。取り落とした大剣を奪い、その鎧ごと真一文字に両断した。 これで終わったか、と大きく息を吸い、 「―――おいおい、休むなよォ。まだまだ終わンねェぜェ?」 響いた声とともに、背中に激痛。刃物が突き刺さって身体にありえない空間が生まれる、嫌な感覚も混じっている。 痛みを堪え、傷が拡がるのにも構わず身をよじって後ろを見ると、 「―――また、《口裂け女》………っ」 二人目の《口裂け女》の姿が。 後ろに飛びすさりつつ、考える。 これで、確認した男の都市伝説の数は八つ。しかもそのほとんどが全く関係のないもので、それなのにあいつは都市伝説に飲まれていない。 ………普通に考えたら、こんなことはありえない。ありえるはずがない。 でも現実に起こっている。なら、そこには理由がきっとあるはずだ。考えろ、考えろ、考えろ! 「……はあっ、ふっ!」 背後に感じた気配に、身体を反転させて鎌を振るう。こっちの目をついばもうと飛びかかってきていた四本足の鶏が、真っ二つになって落ちていった。 「さて、悩ンでるみたいなんでヒントをサービスしてやろォじゃねェか。まず、俺の能力の中でもとびっきり凶悪なのはなんだァ?」 さっきあごを砕かれた《花子さん》がそれでもなお向かってくる。その足元を蹴りつける……と見せかけてその軌道を急激に変化させ、《花子さん》の顔面にハイキックを叩き込む。吹き飛んで壁に叩きつけられた《花子さん》に、止めに鎌を投げつけた。 肉と骨を断ち切る音を背後に、こっちは男の言葉について頭を働かせる。 男の能力で最悪なのは………《臓器の記憶》。でも、それの能力は食べた相手の能力を自分のものにするだけのはずで、こんないくつもの都市伝説を操るようなものじゃないはずだ。 そう考えながら、次いで現れた毛むくじゃらの野人を仕留めようと、右手を振りかぶり―――その手に走った痛みにガクン、と動きが止まる。 右手に目を向けると、キラキラと光を反射する糸のようなもの―――たぶん、ワイヤーだろう―――が絡みついているのが見えた。それを辿ると、そこにはバイクに跨がった首のないシルエット。……《首無しライダー》、か。 「ヒントその二ィ。都市伝説との契約っつゥのは、一体どういうことかなァ?」 男の声が聞こえてくる。 都市伝説との契約は………その都市伝説自体が強くなるということと、もう一つ。契約者に力を与えること、契約者がその都市伝説と繋がることでもあったはずだ。 血が噴き出すのにも構わず右手をワイヤーごと握りしめ、全力で引っ張った。抵抗しきれなかった《首無しライダー》の身体が宙を舞う。左手でその飛ぶ軌道を修正し、勢いをつけてその身体を野人に向かって叩きつけた。 思い込んだら、と一言呟き、もつれあって壁際に転がった二人に止めを刺すため、生み出したローラーを投げつける。 「さて、第三のヒント………っつーかもうほぼ答えだなァ。俺の《臓器の記憶》の能力ってのは、相手の内臓を喰うことによってそれを自分自身と同化させ、その結果として相手の力を貰い受けるっつーもンだ。実際の形はこの際置いといて、このあたりの要素はなンかと似てると思わねェかァ?」 高速で飛んでいったローラーは、正確に《首無しライダー》と野人のいる地点に突き刺さる。 が、それと入れ替わるように飛び出した野人の拳が、転がったこっちのお腹を捉えた。 こっちの身体はまるで小枝のように吹き飛び―――そして、背後に生まれた黒い影に呑まれた。 生臭い匂い。生暖かくべたべたとした感触に鳥肌が立つ。 その中でこっちは、今の男の言葉を反芻する。 それはつまり―――そういうこと、なのだろうか。だとしたら、こいつの能力は、凶悪なんてものじゃなくなる。 (…………これは、ますます死ぬわけにはいかない、か) 頭上にある壁に両手をあてる。 伝わってくるぐにゃ、という感覚を無視し、能力を全開にした。 ―――生き物の身体が炸裂する嫌な音が耳に響くと同時に、血が滝のように降り注いだ。 頭上に開いた穴から身体を滑り出させる。そこでやっと、今まで自分が呑まれていたものの正体がわかった。 「………《下水道の白いワニ》、かな」 呟いた瞬間、突き込まれた毛むくじゃらの腕を肘と膝で挟んで潰す。ゴキ、と音がして、その腕は変な方向にねじ曲がった。 そのまま腕を引っ張り、野人のみぞおちに左肘を突き下ろす。骨の砕ける感触。さらに右手で野人の頭を掴み、身体の回転を利用して一気にへし折った。 そして、男に向かい合う。 「おーおー、やるねェ。ま、回答は………言うまでもないかァ」 「・・・お気遣い、どうも。ようするに、実体のある都市伝説を食べちゃえば、その都市伝説と契約したのと同じようになって操れる、ってことだよね?」 ………契約は人と都市伝説との間に繋がりを作る。この男は相手を喰らうことで無理矢理に繋がりを作らせる。 この男は相手を喰らうことで無理矢理に力を与えさせる。契約は人と都市伝説とに力を与える。 詳しいことはよくわからないけれど、たぶんこういう理由で、この男は食べた都市伝説を支配することができるんだろう。 「お、せェいかい。賞品やる代わりに美味しく頂いてやっから、感謝しろよォ?」 男の言葉とともに、さっきまでとは比べ物にならないくらいの数の都市伝説たちが文字通り湧き出てきて、男の姿は完全に見えなくなった。 一番始めに突っ込んできたのは一人の《口裂け女》。彼女が突き出したハサミを床に沈み込むようにして避け、そこから一気に足を跳ね上げる。 全身のバネをフルに使って放ったその蹴りは、ガードした腕を砕いてその《口裂け女》の胸元に突き刺さった。そのまま押し込み、《口裂け女》の身体をふき飛ばす。 次に目に入ったのは、包帯を巻いた性別不詳。注射器を持っているあたりからして、《注射男》だろうか? 迎え撃ち、その頭を砕く。 ―――が。 「……あ、なっ・・・!?」 相打つように、こっちの腕に突き立てられた注射針。その薬のせいだろうか、身体から力が抜け、床に膝をついてしまう。 それと同時に、こっちに覆い被さる無数の影。 そして、全身をくまなく焼き尽くす灼熱感。 ―――身体中を、都市伝説たちの刃が貫いた。 わかるだけでも包丁、鎌、ハサミ………左の脇腹の特大の異物感は、《首無し騎士》の大剣だろうか。 その反対、右の脇腹には、大きなネコのような動物の爪と牙が突き立っている。バキン、という音とともに、あばら骨が噛み砕かれるのを感じた。 大量の血が一気に失われる喪失感。声をあげる余裕すらなく意識が一瞬で遠のき、目の前が赤一色に染まった。 「―――でけェ口叩いといて、この程度で終わりかァ?」 耳元で囁かれた言葉も、遠いどこかのことのような気がする。 痛みすら感じず、少しの心地よさを感じながら、意識は闇へと溶けていき―――。 「クハハッ、お目覚めの時間だぜェ!」 ―――突如身体の中心を貫いた衝撃に、一気に意識が引き戻された。 強制的に回復させられた神経が、気が狂いそうになるほどの激痛と、凄まじい速さでの浮遊感を伝えてくる。 痛みを堪えながら、なぜ浮遊感なんかを感じているのかに疑問を持とうとした、その時。 さっきとは比べ物にならないほどの衝撃が、こっちの身体を襲った。 「―――っ!」 悲鳴すらあげることのできない、その痛み。 内臓が全て爆発したかのような錯覚を起こさせたその衝撃は、こっちのあばら骨数本をへし折っただけでなく内臓にもダメージを与えた。 それでも収まりきらなかった分の衝撃が、背中と密着しているコンクリートに蜘蛛の巣状の亀裂を入れる。 こっちのお腹に拳を突き立てているのは、あの男だった。どうやらお腹を殴られたまま、壁へと叩きつけられたらしい。 「ハハハッ! さァて、頂きま―――って、うォっ!?」 痛みに歯を食いしばり、血を吐きながらも振るった鎌は、紙一重のところでかわされた。 こっちの身体を壁に押し付けていた男の腕が離れたことで、こっちの身体はずりり、と壁からずり落ち、床にしりもちをつく。 ただそれだけの衝撃で、身体中から血が噴き出した。出血多量なのだろうか、視界が霞む。 もうすでに、こっちは満身創痍となっていた。 「クックク、まだやるかァ? いいねェいいねェ、やっぱそれくらい足掻いてもらわねェと、食事も楽しくねェからなァ!」」 男の笑いとともに、さらに追撃。 空気を切り裂いてこっちに向かって飛んでくるのは、いつも自分自身が使っているあのローラーだ。 驚異的な速度と重量でもってこっちを潰そうと飛んでくる鉄塊に向かって、 「ふっ、………ああああああアアアアッ!」 今にも抜けていきそうな力を必死に留め、全力で腕を振るう。 ゴン! という轟音が鳴り響く。 「う、ああっ……!」 ローラーを弾いてその軌道を逸らした代償は、振るった左腕の破壊という形で表れた。 腕全体のところどころで皮が裂け、肉が見えている。………飛び出している白いものは骨だろうか。指は全て奇妙な方向へと反り返り、腕自体のシルエットも歪んでいた。 意識を失うことすらも許されない、地獄のような激痛が全身にくまなく染み込んでいく。 ……片腕は潰れ、全身に無数の刺し傷。あばら骨ももう折れていないものの方が少なくて、床には大きな血だまりが。 いっそのこと、死んでしまった方が楽だと思えるような、そんな状態。 ―――でも、まだだ。………まだ、こっちは死んでない。死ぬわけにも、いかない。 ちょうどそばにあった、戦い始めに脱ぎ捨てた上着―――白かったはずの生地が、赤く染まっているそれ―――をまだ動く右手で手繰り寄せ、羽織る。 「………なんだァ、まだやんのかァ? …………わっかンねェなァ、もう死んだ方が楽ンなれるだろォに、なんで諦めねェ? お前が死ぬ覚悟決めよォが、相討ちを狙おォが、俺を殺ることなんざできねェってわかってンだろォが」 ……皮肉なことに、痛みが逆に意識を鮮明にしてくれる。とはいっても、危ない事には変わりない。 できるだけやりたくはなかったやり方で逃げる事を決めた。酷い事にはなるだろうけど、死ぬよりはマシだと信じる。 「………うん。無理、だね。こっち一人じゃあ、お前には勝てっこないよ。そんなこと、始めからわかってはいたさ」 「……はァ? じゃあ、なんでだ? なんでお前は、そんなズタボロの雑巾みてェになるまで頑張った?」 「はあ…っく、痛……。覚悟をね、決めるためだよ」 「覚悟、ねェ。どうせ、死ぬ覚悟っつゥンだろォ? ンなもン決めたって無駄じゃねェかと、今死ぬ寸前までお前をボコった俺としては思うンだが?」 「あは、ははは……。そんなんじゃ、ないよ」 見当外れのことを言った男を笑ってやる。 これだけ痛めつけられたんだ、これくらいの仕返しはいいだろう。 そう思いながら、穿いていたズボンのポケットの中から"あるもの"を取り出す。 「…………ンだと? じゃあ、なんだっつゥンだァ?」 「あはははっくくく……げほっげほっ。………簡単なことだよ。独りで勝てないんなら、仲間と戦えばいいだけの話なんだ。つまり―――人を巻き込む覚悟をしたっていう、それだけのことだ」 ―――そう。 もう、覚悟は決めた。 どうせこいつがいれば、いろんな人が危険に晒される。いろんな人が犠牲になる。 だったら、みんなみんな巻き込んでしまえばいい。個人でやりあって各個食べられていくくらいなら、そっちの方がはるかにマシだ。 この学校町に来て、出会った人たちの顔が思い浮かぶ。 こんなことに巻き込んだら、嫌われてしまうかもしれないけど…………死んでしまうよりは、断然いい。 "あるもの"を握り締め、男と向かい合う。これで、逃げる準備はできた。 男は、なにかを考えているようだった。 「―――ほォ。成る程なァ、確かにその通りかもなァ。《ドッペルゲンガ―》にしろなンにしろ、数が増えりゃあやりにくくなる。…………よし、賭けといこうじゃねェか」 「……………、賭け?」 「そォだ。お前がその状態で、俺から逃げ切れたらお前の勝ち。捕まれば俺の勝ち。俺が勝ったらその場でお前を踊り食いだァ。だがお前が勝ったら、お前のその覚悟を試すお膳立てをしてやるよォ」 「………つまり?」 「お前が勝ったら都市伝説の関係者は喰わねェってことだよ。ついでにそいつら片っ端から集めて、まとめて相手してやる。いつになンのかはわかんねェけどなァ」 ………とんでもない、破格の条件だろう。 でも、不安は残る。この男としては、その賭けを守るメリットがないだろうから。 「おいおい、疑ってんのかァ? 俺は約束は守る男だぜェ。っつゥか、元々この街の都市伝説は全部喰っちまうつもりだったしなァ」 一度に一気にいくかチマチマいくかの違いだけだから問題ねェ、と男は言う。 …………信じようと、思う。なんとなくだけれど、この言葉だけは、信用できるような気がした。 ―――あとはもう、逃げるだけだ。 右手を床につけ、能力を発動。コンクリートの微細な粉末を大量に舞い上げ、視界を奪った。 「ハハッ、いきなりかァ! いいぜェいいぜェ、そうじゃねェと面白くねェ! だが、こンな前にも使った手が通じると思ってんなら―――踊り食い確定だなァ?」 聞こえてくる言葉は無視し、上着―――《火鼠の皮衣》を頭から被るようにする。 「―――ねえ、こんな話、知ってる? とある炭鉱で爆発事故が起きて、炭鉱夫たちがみんな死にました。でも、それは爆発物の取扱いを間違えたとか、そういうのじゃありませんでした」 こんなことになるなんて、《火鼠の皮衣》をくれたおばあちゃんには感謝してもしきれないなあ、と微笑み、続ける。 「空気中に小さな小さな粉末が大量に撒き散らされたときそこに火種があると、空気の燃焼がとんでもなく速くなって、その空間自体が一個の爆弾みたいになるらしいよ? ………ちょうど、今みたいに」 「…………はァ? いや待てお前、まさか―――ッ!?」 男が息を飲む気配を感じながら、こっちは窓に向かって駆け出し―――同時に、手に持っていた"あるもの"を、床に擦りつけた。 "あるもの"とは、マッチ。 床に擦りつけられたそれは、その摩擦によって炎を生み―――。 「―――粉塵爆発って、知ってる?」 ―――その部屋の中を、爆炎が薙ぎ払った。 黒焦げになったビルの一室。 男は、そこに一つだけある窓から外を見ていた。 「…………もう、無駄かァ? いやしっかし、まさか自爆に近い真似までして逃げるとは思わなかったなァ。つかあのザマで爆発まで食らったらマジで死にかねねェぞ、あいつ」 呆れたような調子でそう言う男。 だけどすぐにその顔に笑みを浮かべ、 「まァ、駄目元で追ってみっかァ。捕まりゃ恩の字、捕まらなくても楽しみはあるしなァ」 そう呟くと、男は窓から飛び降り、夜の闇の中へとその姿を消していった。 「―――はぁ、はぁ……やっと、いって、はぁ、くれた、な」 その様子を上から見ていたこっちは、ようやくほっとして呟くことができた。 今のこの身体で走ったりなんかしたら、確実にガタがくる。というかもうきてる。 だから粉塵爆発を起こした瞬間に、爆風に身体を焼かれながらも窓から飛び出し、その勢いを利用してビルの屋上近くまで駆け上がったのだ。 その判断は、たぶん正しかったと思う。 でも、 「…………………ぁ」 満身創痍の身体は、すぐに限界を迎え―――べしゃり、とこっちは地面に叩きつけられた。その衝撃こそ全身に走ったけど、もう痛みすら感じない。 一応は無事なはずの足を動かそうとしても、動かない。………というか、足の感覚すらもなかった。 ……ダメだ、終わってたまるもんか。死んで、たまるか! そう思ってはいても、目の前が暗くなっていく。 最期の力を振り絞り、なんとか右手が地面から離れた。 そのまま這っていこうとし―――そこにいる、細身の黒い人影に気付く。 「………ぁ、………ぇ……」 助けを求めようとしても、声が出ない。 最期に、その影がこっちに向かって手を伸ばしてきてくれたのが見えて。 ―――こっちの意識は、途絶えた。 「…………これは、酷い、ですね……」 濃い血の匂いと、肉の焼ける匂い。 そして少女の全身の傷を見て、私は思わず呟く。 その日私はいつものように、都市伝説を探すために、夜の街を歩いていた。 その最中、突然響いた爆発音に、それが聞こえてきた方向へと向かい、見つけたのが―――目の前に倒れている、満身創痍の少女。 意識を失ったのだろうか、だらりと力の抜けた身体の状態を確認し………危険な状態だと、そう判断する。 こんな路上で少し治療した程度では、駄目かもしれない。それに、もしこの少女にこのような傷を負わせた存在が、まだ付近にいるとしたら、危険だ。 取り出した霊薬でできる限りの応急処置を施し、私はその少女を背負って、今自分の契約者達と住んでいる家へと急いだ。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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―――2011年 12月30日――― 「……ではやっぱり……」 『ああ……宝富ーを始め、めぼしいプラモデル・玩具専門店の本店を探ってみたが……そのような商品を販売した形跡は一切なかった』 「そうですか…………有間、君」 『……本来こういった件は、「R-No.」戦闘班の中でも「物品」に所属する者が担当すべきだが……』 「……いえ、この件は……この件だけは、私に……!」 『わかっている。この一ヶ月で、君も「殺人鬼」もかなり経験を積み、成長した。万が一彼と戦闘になっても遅れは取るまい。 だが君が、知り合いだという事で温情をかけようとしている可能性も否めないのだ……少なくとも、上層部から見れば、な』 「ありがとうございます、大尉……大丈夫です。今までの仕事と何ら変わりません。「組織」の傘下に入るよう説得をして、せめて協力関係にまでは持っていく。仮に力に溺れている、または都市伝説に支配されている場合は契約を切らせ……記憶を、消す」 『そうだ。良い連絡を期待している』ブツッ……ツー、ツー、ツー…… 「ふん、やはりあの男も契約者だったか。だからあの時忠告したはずだが……」チラッ 「………で………」 「……こんな大規模な都市伝説、いつ過激派に見つかってもおかしくなかった。私たち穏健派で対処できればいいのだが……」チラチラッ 「……んで……なんで、貴方なん……ですか…………ぅぁぁぁぁぁぁぁ…………!」 「紫亜をここまで悲しませるとは…………うむ、喉笛を引き裂く程度で済ませておいてやろう!」 ※この物語は、平穏とライガーたちを愛する一人の契約者の日常的な非日常を描いたものです。過度な期待はしないでください。 ※後、時間軸の関係でまだ2011年を抜け出せていません。 予めご了承ください。 では、【未発売キットを製作すると発売決定する都市伝説】をお送りいたします。 「……くぅ、すぅ……むにゃ……ありま、くん……えへへ」 「……という訳だ。わかったら早く貴様の都市伝説を呼び出せ、そして紫亜に土下座して詫びろ」 「……ああ、よくわかったぜ。お前がいるべき場所は紫亜の隣じゃなくて病院だって事がな」 「今なんと言った貴様あああああああああああ!私の話をちゃんと理解していたのか!?」 「やかましい、お前こそ今何時か理解してんのか!?そもそもそんなふざけた話信じられるわけないだろ、ボケ!」 「よーしよく言った今ここで死ねっ!」 「上等だ、かかってこ…………」 瞬間、背筋に悪寒が走った。ヤバイと思う間もなく、その場から飛び退く。 さっきまで俺が座っていた場所に……拳ほどの大きさの石が降ってきた。 『私の能力も紫亜が広げてくれたようなものでな、相手の視覚外に物体を―――』 「…………マジ!?え、じゃあ本当にあんた、紫亜の彼氏とかじゃなく…………!」 「いずれそうなる予定だ!だが今日くたばる貴様には関係ない、紫亜を泣かせる奴は何人たりとも生かしてはおかんわああああああああ!!」 紫亜の彼氏、いや都市伝説【ベッドの下の殺人鬼】が吼えるとほぼ同時に、俺はフル装備のまま外へと飛び出していた。 そのまま走って逃げる俺を、【殺人鬼】と石礫が追いかけてくる…………ああもう、どうしてこうなった! 今からおよそ30分程前、正確にはAM6 00頃。 新しい朝の習慣となりつつあるホッピングバトルの為、何時ものようにフル装備を着込んでいると ピンポーンとチャイムが鳴った。 「ん、誰だこんな時間に……はーい、どちら様ー?」←インターフォン 『あの、有間君……古田です。……ちょっと、上がらせてもらってもいいですか……』 「何だ紫亜か。どうした、こんな朝早くに。また未知の物質でも生成したか?」 紫亜は料理が苦手だ。初めて紫亜の家へ遊びに行った時、窓から立ち込める紫色の煙には驚いたものだ。以来、たまに俺が料理を作りに彼女の家へ行く事になったのだが、未だに何を混ぜたらカレーライスからあんな色の煙が出るのか想像もつかない。最近は得体のしれない物体を作り次第、俺に相談するようになったが……油断すれば「ダークマター」の悲劇再びである。 ちなみに俺が来るまでは、料理を失敗した時はうまい棒等の駄菓子で腹を埋めてたらしい。 こいつ、よく今まで生きてたな。 が、そんな俺の予想とは裏腹に…………いつになく真剣な声で、紫亜は続けた。 「大事な話、なんです……有間君にとっても、私たちにとっても……」 「……そっか。まってろ、今チェーン外すから」 さすがにそこまで言われては、「だが断る」と締め出すわけにもいかない。 俺は玄関の鍵を開け、紫亜を中へと入れた……のだが。 「さて貴様、何故我々が来たかはもうわかるだろう。「組織」に従うか記憶を消されるか、どちらか選べ」 「……誰?てか、何言ってんのこの人?」 「さ、殺人鬼さん……!どうして、何でここにいるんですか!?」 「紫亜を一人きりで男の所へ行かせる訳がないだろう、死角に『飛び』ながら後を付けさせてもらった」 「あー、この人が例の彼氏か……初めまして、友人の有間出井といいます」 「か、彼氏!?何でそんな発想に行くんですか有間君ー!」 紫亜、まさかの彼氏同伴。あれか、「今日から結婚を前提にお付き合いします」とかわざわざ宣言しにきたのか? もしそうだとしたら流石に容赦しないぞ。お前らのガンプラ一つ一つにガイロス帝国のマークを彫り込んでくれる。 そんなわけで取り敢えず話を二人から聞いてみたんだが…………正直、交際宣言の方がマシだった。 途中から流しながら聞いてたので、主な内容を確認してみよう。 ①目の前の青年は、一ヶ月ほど前に紫亜と契約した都市伝説【ベッドの下の殺人鬼】だ。 ②彼と紫亜は都市伝説とその契約者を管理(?)する「組織」に所属している。傘下に入るか、契約を破棄して記憶をすべて消されるか選べ。 (ここで紫亜が泣き出してしまい、慰めているうちに寝てしまった。今は完全に熟睡している) ③俺は日本全国に影響を与えるほどの都市伝説と契約したはずだ。今すぐ本性を表し、紫亜に土下座して詫びろ。 ④なお、契約理由は彼女に惚れたため。紫亜可愛いよ紫亜(略 どう考えてもおかしい人です、本当にありがとうございました。 しかもこの男、紫亜への執着だけは本物だ。④だけで20分近くしゃべってたし。危ない。色んな意味で危なすぎる。 紫亜は今でこそ明るくなったが、未だに昔の事を引きずっているのか他人には強く出られない場面をよく見かける。 恐らく彼氏の妄想に付き合いきれず俺に助けを求めたんだろうが、泣き出すまでとは……余程、堪えてきたんだろうか。 「くぅ……すぅ……」 寝ている紫亜を横目で見ながら、「ごめん」と小さく謝る。 「(一ヶ月も……紫亜がこんな事になっているのに気付かなかった……何が友達だ、俺の大馬鹿野郎!)」 恋愛は人の自由とは言うが、流石に紫亜をこんな男の毒牙にかけるのは納得できない。というより、俺自身が嫌だ。 隙あらば何時でも通報できるよう、俺はケータイに110をセットしてチャンスを伺っていた――― 「それが何で寒空の下、殺人鬼と命懸けの鬼ごっこやってんだよー!」 「待たんかあああああああああああああああああ!!」 拝啓、まだ見ぬ機獣達よ。俺、今日死ぬかもしれません。 (後半へ続く) 前ページ次ページ連載 - 俺とプラモと都市伝説
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閑雲野鶴>メルマガ>バックナンバ>仮説・真理?>都市伝説 都市伝説 04/04/22 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン「くそっ!なんてこった 『エイズの世界へようこそ』はアメリカから来た都市伝説」新宿書房 行方均訳 原題は「CURSES! BROILED AGAIN! The Hottest Urban Legends Going」Jan Harold Brunvand 副題が長い。アメリカの民俗学者である著者の都市伝説に纏わるコラム集の翻訳で、既に何冊か出ているらしいので全て探索リストに追加の必要がある。なお、これは誰が読んでも楽しめる本として大いに推薦する。都市伝説の専門家である著者が様々な噂を収集して情報提供を呼びかけ、また噂の発信源へ辿りながら解説してゆく。都市伝説の特徴を分析し、流行り廃りや発祥地域を特定し、その上で都市伝説を紹介している。 さて、都市伝説とは口承の言い伝えであり、忠告を含む教訓話としての作用があることから、民話が廃れた現代の新たなるフォークロアとしての役目を果たしている。過去の教訓を含んだ民話も元々は都市伝説・町伝説・村伝説であった可能性の高いことは、幾つかの都市伝説がはや古典的地位を獲得して語り継がれていることから察せられる。つまり現代のジョークがやがて昔話の民話となるのだ。これは今では民話とされている話が昔はただのジョークであった可能性を同時に示してもいる。それらのジョークの中から時間の篩にかけられて教訓を含んだものが多く残ることで、ジョークから民話へ昇華したのであろう。民話の中には間抜けな者を描写するくだりが多くあり、教訓を含んでいながら今でも笑い話として通用する超時代性を帯びた話が優れたストーリーとして言語の壁を越えて語り継がれ、そして現代に至り、また未来へも続く。 現代の都市伝説は口承つまりジョークの交換から発生して磨き抜かれて教訓を含んだ民話として残ることになるのだが、これは電網技術の発展によりやがてチェーンメールから発生するものも出てくるだろう。 ジョークは都市伝説となり、都市伝説は民話となる。これを逆に辿れば今伝わっている民話はもと都市伝説であり、もとジョークであったという可能性に気付かされたのだ。あらためてジョークと都市伝説と民話の相対的な位置付けをするきっかけとなった。 当然のことだが、中には実話もあるだろう。しかしそれが教訓を含んでいるならばやはり後世に語り継がれてゆくことになる。 知らない人に一応「エイズの世界へようこそ」とは。名も知らぬ女と一夜の火遊びの後、朝起きると女が居らず、洗面所に行くと鏡に口紅で「エイズの世界へようこそ!」と書いてあったという話のことだ。相当昔に小林信彦がアメリカの都市伝説だと断じていたからこれは知っていた。署名がキルロイなら面白いんだがね。それでもやっぱ怖いわな。 TOTAL ACCESS - Today - Yesterday - LAST UPDATED 2021-12-03 06 16 47 (Fri)
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秋祭り2日目~深夜2 《夢の国》の革命が成り、『鮫島事件』が釣りに終わった、その夜。 一人の男が、学校町を見下ろしていた。 「―――ここが、学校町かァ」 そう呟くと、その男は手に持った"なにか"を噛み千切り、そのまま咀嚼し始める。 夜の静寂の中に、なにか柔らかいものを咀嚼するクチャクチャという音が響く。 …その男は、一見普通の男だった。 どこにでもいそうな普通の服装に、特に目も引くこともない中途半端に整った顔立ち。 しかし、その纏う雰囲気は異常だった。 まるでホラー映画のゾンビのように生気のないその様子。 中途半端に整った顔の中でギョロギョロと蠢くその目は、見るものに爬虫類のような印象を与える。 …なによりも異様なのは、その右手に握られている物体だった。 月明かりを受けてぬめりと光る、べちゃべちゃとしたその物体は―――。 「…うん、なかなかのもんだなァ?」 ―――それは、内臓だった。 未だにポタポタと血を滴らせる、新鮮な臓物。 所々に、なにかに食い千切られたかのような痕がついている。 ならば先程、男が噛み千切ったものは。 今男が、クチャクチャと美味しそうに咀嚼しているものは。 「―――エサがたくさん、嬉しい限りだぜ」 男は嗤う。 その街に住む全ての人を、ただのエサだと言い切って。 その街には、あらゆる都市伝説が集まるという。 強さも弱さも、善悪の区別すらなく。 《夢の国》と『鮫島事件』という、二つの大きな波を乗り越えたその街に、今宵新たに入る都市伝説。 それはこの街に、何をもたらすのか。 「―――は。楽しい楽しい、食事の始まりだ」 そう言ったその男の顔は、邪悪な歪みに満ちていた。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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都市伝説で10のお題 「てけてけ」 ずりずり ずりずりずり 今日も、匍匐前進で進んでいく 私には、腰から下が存在しない だから、匍匐前進で進むしかないのだ 「はぁ…」 あぁ、普通の女の子が羨ましいな 可愛いスカートとか…身につけてみたいな ハイヒールとか、履いてみたいな でも、その願いは叶わない だって、私は都市伝説「てけてけ」 腰から下は存在しない どこにも見付かりはしない いや、その辺りは、特区の昔に諦めているから、いい ただ、何よりも、自分のことで許せないのは 「てけてけ!敵だ!!」 「…はーい」 契約者の命令で、敵を殴り倒す 花の乙女の武器が、この両手の拳だなんて……常に匍匐前進してるから怪力、なんて能力、いらない 怪力女、と契約者に言われながら……今日も、私は存在しています 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
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都市伝説スクラッチャー募集コメント欄 都市伝説スクラッチャー募集コメント欄 都市伝説スクラッチャー募集コメント欄 コメント欄 @tnoshi2 も都市伝説?スクラッチャーですよ - fnf (2022-06-06 18 18 42) ppiaさんがtnoshi2の信者らしいですよ - fnf-bamdom (2022-06-06 18 18 57) @wolddata は完全に荒らし - 659ppia (2022-06-06 18 19 50) 名前
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「都市伝説」 作者:暇な学生 ◆SNCT/R/sYs 「命のテレフォン」という都市伝説がある 絶望して死のうと思う人間がここに電話をすると 生きる希望を与えてくれるらしい 「死のテレフォン」という都市伝説がある どんな希望を抱く人間もここに電話をすると この世の絶望のため死にたくなるらしい 奇妙なことにこの2つの都市伝説の電話番号は 同じであるという
https://w.atwiki.jp/occultfantasy/pages/117.html
Index 都市伝説(フォークロア Folklore) フォークロアとは、本来は民間伝承と言う意味である。しかし、今では特に広く口承されている噂話のなかで、実際に起きた出来事というふれこみで流布されている都市にて起きる怪奇現象などを指す事が多い。 現代発祥で物語性が強く根拠やニュースソースは「友達の友達から聞いた」などと明確でない事がほとんどであり、また古来からの民間の伝承を原形に都市と言う存在に合う様に変化したものもある。 伝播経路は主に口コミのため、常識的に考えるとありえない内容でも妙に真実味があったり興味をそそったりするものが多い。 学校の怪談なども、この部類と思われる。 青山羊 アカチンボ 赤マント アクロバティックサラサラ アナベル アニー アメリア 生血鳥 E子ちゃん 色問蝙蝠 ヴィヌシャプとビヌシャチ ウォーキンスタンプ 嘘童 瓜子姫 えいむ様 お化け蘇鉄 怪ちゃん カシマレイコ 学校の怪談 カマキリ男 カマキリさん カマキリ男爵 牙無しの黒 キャッシャ 巨大蝸牛 キラークラウン 口裂け女 首折れ女 首切り少女 首無しライダー 具乱怒物乃怪 黒マント ゴーストチキン こっくりさん(狐狗狸さん) ごみこさん ゴム男? さっちゃん サリータ ジェンジェンガー 紫電改 じゃがりこ鰻 ジャンピングババア 人体模型 人面犬 人面魚 隙間女? スライムナース タオヤジ タルギャルクィシン チェーンメールの怪 注射男 ツナカユリコ つまようじさんとみきようじさん テケテケ 時計泥棒 ナイトマーチャーズ ナタデナタ 二宮金次郎像 ニンゲン ハギオミエ 花子さん バニーマン バーバラさん パルガンマスク ひきこさん? ヒトガタ ヒトクチ 一つ目鹿 ヒドメ 100キロババア ヒラノ ピンキー・ピンキー 辮子姑娘(ピーンチークーニョーン) ファラオさま フックマン ブラッディ・メアリー ブリッジマン プルンプアン・カイン ヘアリーハンズ ペギー ペーターメンヒェン ベートーベン 彷徨少女 亡霊牛 ホッピングばあちゃん ボネカ・エンジアブラダ 紅衣小女孩(ホンイーシャオニュイハイ) ミスター・ジペン マダム・コイ・コイ まっかっかさん マッドガッサー ミツ ミッチェル嬢 ムジナ 紫ババア? メアリー・ワース メーンムムナーコン ヤマモモもぎ やみ子さん 玉山小飛俠(ユィシャンシャオフェイシア) ラーメンの女 ランニングベイビー リーゼンラート リョウ子さん 鱗舐 ルミ 霊界公衆電話 主な文献 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/行方均『赤ちゃん列車が行く 最新モードの都市伝説』 朝里樹『1日1話、つい読みたくなる世界のミステリーと怪異366』 魔夜妖一/マーク・矢崎治信/夜羽るか『うわさの怪談恐怖の学校Special』 並木伸一郎『学研ミステリー百科プラス2 こわ〜いウワサ話と都市伝説』 「会社の怪談」調査委員会『カイシャの怪談』 常光徹/楢喜八『学校の怪談1』 常光徹/楢喜八『学校の怪談2』 常光徹/楢喜八『学校の怪談3』 常光徹/楢喜八『学校の怪談4』 常光徹/楢喜八『学校の怪談5』 常光徹/楢喜八『学校の怪談6』 常光徹/楢喜八『学校の怪談7』 常光徹/楢喜八『学校の怪談8』 常光徹/楢喜八『学校の怪談9』 常光徹/楢喜八『学校の怪談 ベストセレクション』 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/大月隆寛『消えるヒッチハイカー 都市の想像力のアメリカ』 恐怖2ちゃんねるプロジェクト『恐怖2ちゃんねる 電網百物語』 百怪の会『恐怖のネット怪談』 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/行方均『くそっ!なんてこった 「エイズの世界へようこそ」はアメリカから来た都市伝説』 日本民話の会/学校の怪談編集委員会/前嶋昭人『軽装版 学校の怪談大事典』 氷川正『現役鉄道員“幽霊”報告書 幽霊が出る駅、路線……教えます!』 長江俊和『検索禁止』 石井正己『現代に生きる妖怪たち』 2ちゃんねる新書編集部『今度は落とさないでね 2ちゃんねるの怖い話』 並木伸一郎『最強の都市伝説1』 並木伸一郎『最強の都市伝説2』 並木伸一郎『最強の都市伝説3』 並木伸一郎『最強の都市伝説4』 並木伸一郎『最強の都市伝説5』 並木伸一郎『史上最強の都市伝説「極」』 一柳廣孝『知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説』 歴史の謎を探る会『世界怪異事典 科学が説明できない奇怪な出来事200』 朝里樹『世界現代怪異事典』 野宮麻未『世界に伝わる本当に怖い話 上巻』 野宮麻未『世界に伝わる本当に怖い話 下巻』 朝里樹『世界の都市伝説大事典』 朝里樹『続・日本現代怪異事典』 魔夜妖一『ゾゾーッ!こわい話1000』 朝里樹『大迫力!禁断の都市伝説大百科』 朝里樹『大迫力!世界の都市伝説大百科』 朝里樹『大迫力!日本の都市伝説大百科』 小菅宏『タクシー運転手にきいたコワ〜い東京の話』 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/行方均『チョーキング・ドーベルマン アメリカの「新しい」都市伝説』 愛葉るび/遠藤マメ『東京の怖い街 23区と市のこわい話』 野宮麻未『特装版ホンこわ!あなたの後ろの本当は怖い場所』 野宮麻未『特装版ホンこわ!世界に伝わる本当に怖い話』 並木伸一郎『特装版ホンこわ!47都道府県あなたの県の怖い話』 鷹木ガナンシア敦『都市伝説的中華人民驚話国 仰天三面記事に読む』 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/行方均『ドーベルマンに何があったの? アメリカの「新しい」都市伝説』 ASIOS/廣田龍平『謎解き「都市伝説」』 朝里樹/氷厘亭氷泉『日本怪異妖怪事典 関東』 朝里樹/闇の中のジェイ『日本怪異妖怪事典 九州・沖縄』 朝里樹/御田鍬/木下昌美『日本怪異妖怪事典 近畿』 朝里樹/毛利恵太『日本怪異妖怪事典 四国』 朝里樹/寺西政洋『日本怪異妖怪事典 中国』 朝里樹/怪作戦テラ/毛利恵太/高橋郁丸『日本怪異妖怪事典 中部』 朝里樹/寺西政洋/佐々木剛一/佐藤卓/戦狐『日本怪異妖怪事典 東北』 朝里樹『日本怪異妖怪事典 北海道』 朝里樹『日本現代怪異事典』 朝里樹『日本現代怪異事典 副読本』 都市伝説研究会『ネットで見つけた怖い話超百科』 伊藤龍平『ネットロア ウェブ時代の「ハナシ」の伝承』 ジョン・A・キール/南山宏『不思議現象ファイル』 たからしげる『本当にあった?世にも奇妙なお話』 たからしげる『本当にあった?世にも不可解なお話』 たからしげる『本当にあった?世にも不思議なお話』 ジャン=ジャック・バルロワ/ベカエール直美『幻の動物たち 未知動物学への招待〈上〉』 ジャン=ジャック・バルロワ/ベカエール直美『幻の動物たち 未知動物学への招待〈下〉』 朝里樹『ムー認定!最恐!!都市伝説ビジュアル大事典』 ジャン・ハロルド・ブルンヴァン/行方均/松本昇『メキシコから来たペット アメリカの「都市伝説」コレクション』 藤田晋一『もっと怖くてふしぎな怪談・都市伝説大事典』 坂本敏夫『元刑務官が体験した怪奇事件簿 刑務所の怪談』 朝里樹『山の怪異大事典』